生き残り発見
卵を採るつもりのない水槽がある。
どちらかというと放置系の水槽だったりして、普段のメンテナンスは怠りがち。
そんな水槽に針子けら稚魚になるくらいの大きさのメダカを発見。
これは毎年あることなんです。
知らないうちに卵を産んで孵化する。
孵化した針子が、ほとんど奇跡的に食べられずに生き残るんです。
卵や針子は食べられるから隔離しないといけない
メダカは雑食性です。
卵を食べるし、口に入るものならほぼ何でも食べます。
だから卵や針子は親メダカと隔離して別の水槽で飼育します。
アオコびっしりの水槽
増やすつもりのメダカなら、親メダカの水槽は日々観察するし、毎週末メンテナンスします。
アオコがあれば取ります。
でも、増やすつもりのないメダカはどちらかというと放置気味です。
増やすメダカは、卵を採って、あるいは産卵床を別容器で管理しますが、増やすつもりのないメダカ水槽はアオコが増えすぎて、メダカが泳ぐのに窮屈そうになった時くらいです。
アオコは産卵床にならばゆりかごにもなる
メダカは卵を水草に産みつけます。
水草だけではありません。アオコにだって産みつけます。
アオコを狙って産みつけるのかは分かりません。
泳いでいるうちに何かしらに卵が付着するので、それがアオコなのかもしれません。
だこらアオコはとって捨てるだけではなく、卵がついていないか、水草と同じように確認したほうがいいです。
アオコは針子にとって絶好の隠れ家です。
親メダカはわざわざアオコの中を潜ってきません。アオコが障害物とかって針子を守ってくれるのです。
だからアオコは針子にとってゆりかごみたいなものですね。
エサにありつけるのは難しい
ただし、この水槽では親メダカと一緒に飼っているので、餌の競争には負けてしまいます。
成魚用の餌は食べられないし、針子用の餌でも食べ負けします。
だから、成魚用の餌を与えてから針子用の餌を与えるようにしています。
自然界ではこんなことはないですよね。
生活圏は広いので、餌の取り合いはありません。
天敵もいるでしょう。
そんな中で生き残ったメダカだけ、次の世代に遺伝子を残せるのです(大げさですね)。
天敵もいない、餌ももらえる。
そんな環境で、どこまでおおきくなるでしょう。