メダカの卵が次々と孵化して、水槽には針子や稚仔魚がどんどん増えています。
関東でもついに梅雨入りし、水温が上がりにくい季節がやってきました。
体力のない小さなメダカにとっては厳しい環境といえます。
でも針子の死因の一番は、餓死なんだそうです。
つまり餌不足。
とはいっても、餌のやり過ぎは水質を悪化させます。
難しいですね。
そこで頼りになるのは「グリーンウォーター」。
文字通り、緑色の水です。
そして、緑色の正体は植物プランクトン。
つまり、針子の餌です。
今の季節なら、太陽の光と水温がちょうどよくて、
グリーンウォーターは簡単に増えます。
これがあれば針子の飢えは防ぐとこができますね。
では、グリーンウォーターの濃度はどれくらいがいいのか。
グリーンウォーターが濃すぎるのは危険
グリーンウォーターが濃いということは、食べ物が多いということですが、それが危険とはどういうことでしょう。
グリーンウォーターの正体
グリーンウォーターの正体は植物プランクトンです。
植物なので、光合成をして増えます。
太陽の光が当たれれば、水中の二酸化炭素を吸収して酸素を出します。
でも、太陽の光があたらないときには、逆に呼吸をします。
つまり、酸素を吸収するのです。
だから、植物プランクトンが多いと、夜に水中の酸素濃度が少なくなるのです。
酸素が少ないということは、魚にとっては致命的ですね。
メダカが見えない
それにグリーンウォーターが濃すぎると、せっかくのメダカが見えませんね。
きれいな種類のメダカを飼っているのに、それが見えないのは本末転倒です。
グリーンウォーターの適切な濃度
それでは、どれくらいの濃度が適切なのか。
ずばり、お茶くらいです。
意外に薄くても大丈夫なんですね。
水槽の底が見えないのはだめです。
メダカの観察ができるくらいがちょうどいいということです。
稚魚の成長も観察できますしね。
薄くてなくならないかと思うかもしれませんが、大丈夫です。
気温が上がれば簡単に植物プランクトンは増えます。
梅雨の時期は注意ですけどね。
光合成には強い光が必要です。
蛍光灯など、室内灯くらいの明るさでは無理です。
水草用のものなど専用のものもありますので、興味のある人はどうぞ。