都知事選のこと

都知事選 石田純一氏「野党統一候補なら出たい」NHK NEWS WEBより)

都知事選に石田純一が立候補したいとの考えを明らかにしたそうです。
なんだか突然だと思いましたが、そういえば平成27年9月に、安保法制反対の国会議事堂前デモに参加していました。これを考えると、政治に目覚めたというのも突然ではなさそうです。

次々と出てくる立候補

都知事に立候補をすると思われている人が次々と現れています。
自民党から小池百合子氏。彼女は自民党の推薦がもらえるか微妙な立場のようです。それは、自民党は元総務大臣の増田氏を推したい考えのようだからです。
そして、前回、前々回の都知事選で次点だった宇都宮氏。100万票近くは堅いと言われていて、候補者が多くなり、票が割れると有利になるのではないでしょうか。

民進党はどうするつもりだ


民進党はどうするつもりなのでしょうか。
参院選では共産党など他の野党と共同戦線をはっていますが、前述の宇都宮氏は共産党のが推すと思われ、そうなると民進党とは分裂選挙になります。
自民党と相乗りができると思われる長島氏については早々に否定しました。枝野氏は「自民党と相乗りなんてできない」とまで言っていたので、長島氏はないと思われます。

完全に出遅れた民進党


舛添氏が都知事を辞任した直後に、民進党蓮舫氏は国政のほうがいいと、都知事選の立候補はしないことを明らかにしました。
民進党の迷走はここから始まったと思います。
おそらく、蓮舫氏が立候補していれば都知事選で勝っていたでしょう。参院選は都知事選の後になりますが、都知事選有利の流れを作って参院選を戦えばよかったのにと素人なりに考えています。
それを、蓮舫氏は国政を選び、民進党自民党と相乗りはしないという、都民無視の戦略で今を迎えています。

本当に桝添氏を辞めさせてよかったのか


こうなると、舛添氏の辞任は本当に正しかったことなのかと思います。
給料は要らないと言っていたのですよ。只で働いてくれて、その上もう疑わしい金の使い方はないでしょう。少なくとも今後だけを考えると。最もクリーンな政治家になることでしょう。
結局舛添氏を辞めさせたために、ボーナスと退職金を合わせて2500万近くも支払うことになりました。舛添氏は当然要求するわけですが。
今後は都知事選に50億円かけて選挙をするわけですが、選挙はどうなるかわかりません。イギリスの国民投票を見るとわかります。
有力なのは宇都宮氏ですが、彼は元日弁連の会長で共産党が全面に選挙協力するでしょう。東京が沖縄のようになるかもしれません。
ないとは思いますが、石田純一氏が立候補し、当選してしまうことも考えられます。

日本は過去に苦い思いをしている


日本は2009年の総選挙で痛い目に合いました。
自民党がぐだぐだだったということもあり、一度民主党にやらせてみようとの雰囲気での総選挙。その結果はみなさんがご存知の通りで、政権担当能力はまるでありませんでした。
私は、その選挙で民主党に投票しましたが、あれ以来「一度やらせてみよう」とか、「反対票で批判する」という考えを持つのはやめました。多くの同じ投票行動がどういうことになるか。
私は東京都民ではないので、都知事選は高みの見物です。政局を予想しながら楽しみたいと思っています。