これでは同じことの繰り返しだ

今日は土曜日。朝からワールドカップ日本代表の総集編的な番組をやっていた。

ただ、その内容は「感動の押し売り」。日本の活躍が感動を生んだ的なものだった。

 

もうテレビの感動の押し売りは勘弁してほしい。私が見たいのは日本代表が勝つ姿だ。

 

まずは世界最高のプレーをみせてほしい。それと日本を比べると日本のサッカーのレベルがわかる。

 

日本代表は、予選リーグでは1勝1敗1分けだった。正直言って、決勝トーナメントに進めたのは運だ。で、決勝リーグでは負け。これが日本のレベルだ。2点先制した時には勝ちが見えた。でも、後半のベルギーの底力はすごかった。本気を出させた日本がすごいのではない。日本はなめられていたのだ。

 

それを、感動話で終わらせていいのだろうか。

 

繰り返すが、日本のレベルはラッキーで予選リーグを突破できる程度のものだ。

 

日本の個人的な技術は世界レベルかもしれない。しかし、90分通してチームとしての力はどうだろうか。監督の戦略はどうだろうか。

 

協会は早くも次の監督人事をマスコミを使ってアドバルーンを上げているが、大会前のごたごたを忘れてはいけない。

 

協会は日本代表をどうやって強くするつもりなのだろうか。ワールドカップが終わってリセットではいけない。今回の結果が次につながらなければいけない。そうしないと、運で予選リーグを突破するだけのチームで終わってしまう。

 

私はワールドカップでの世界レベルの出のゲームが見ることが好きだ。それこそ感動するプレーが続く。いつか、日本代表もこの仲間に入ってほしい。本気でそう思っている。そのためには、日本代表に成長してほしい。だから、感動で終わらせてほしくはないのだ。

 

マスコミの役割は、世界のレベルを日本のサポーターやにわかファンに知らせることだ。

 

もう一度言うが、感動の押し売りはいらない。