プレミアムフライデーの本質って消費喚起に矮小化されてしまった?

毎月月末の金曜日がプレミアムフライデーになって、先週末は初めてのプレミアムフライデーだった。まあ、私の会社では通常業務で誰も早く帰ろうとしないし、会社に対して早く帰らせろって訴える社員もいなかった。

 

ニュースでは、「午後3時には~」などと居酒屋などの様子を映し出していたのだが、本当にそれでいいのかと思う。

 

プレミアムフライデーの本質って、働き方改革やライフワークバランスと同時進行になるべきことなんじゃないだろうか。

 

日本の労働生産性は、OECDで最低ランクなのだそうだ。

 

www.jpc-net.jp

 

 

この労働生産性を上げて、ライフワークバランスが整った生活を多くの国民、労働者が送るようにすること。これが社会を維持していくために必要なことなのだ。

 

毎日の無駄な労働を排除して、最低限の残業しかしない社会にするべきで、それが毎日は無理だとしても「せめて月一回は早く帰りましょう」というのがコンセプトなのではないのだろうか。

 

つまり、あるべき姿のための第一歩が「プレミアムフライデー」なわけで、金曜日は早く帰って消費活動に協力してね、と矮小化されてしまっては、日本の労働生産性はいつまでたっても向上しないのではないだろうか。