荒れた成人式は一部のもので、立派な成人式もある

「荒れた成人式」が風物詩になっている。この週末もこの風物詩がみられたみたいで、ニュースやワイドショーでは報道されていた。
 
全ての会場で荒れるわけでもないし、ごく一部のバカがおちょけているだけ(にしては酷いのだが)なのだが、マスメディアで報道されると、全国どこでも荒れていると思ってしまう。「成人式なんてやめてしまえ」という声がネット上で広がるのは、こういう背景にもあるのではないだろうか。
 
311の災害地である南三陸町の成人式は全く荒れない。やはり、その人が置かれた状況や立場によって大人にならざるを得ない場合もある。
 
 
もちろん、成人式を一区切りとして大人の自覚に目覚める人も多いだろう。なんにしても、荒れる成人式にするのはごく一部の人間だということだ。そこで彼らに「なぜ、そんなことをするのだ」と言ったところでどうしようもないのではないだろうか。本来なら中学生くらいで卒業するようなことを成人式でやっているのだ。やっていることがその程度という自覚がないのだ。「おもしろいからやっている」のであって、「誰にも迷惑をかけていない」と思っている。迷惑をかけていないからやってもいいという発想自体幼稚なのだが。
 
それに引き換えと言ってはいけないのだろうが、浦安市ではディズニーランドでの成人式が行われていた。これはこれで荒れることはないだろう。幼稚園児のようではあるが。